プロヴァンスの贈り物に続き、
美しいヨーロッパに触れられる映画その2
「ジュリエットからの手紙」 Letters to Juliet (2010, USA)
イタリア・ヴェローナの風景がとっても美しい映画。
古い街並みと、画面越しに届きそうなくらいのきれいな空気感。
ジュリエットの秘書として、数多くの恋愛相談を聞き、
一つ一つ丁寧に返信していく秘書たちがとても素敵で。
なんてロマンチックな仕事なんだろう。
「ラブストーリー」という一言では終わらない、心温まる人とのつながりが、
より一層イタリアの風景を美しく見せている気がします
新しいことが必ずしもダメというわけではないけれど、
色々な想いや出来事が積み重なった古いものには、
何にも代えられない深く偉大な魅力がつまっていて、
いまもなお、そこにたくさんのものが積み重ねられているというのは、
本当に素敵で魅力的で、それに触れただけで心が一瞬で透き通るような、
かけがえのものを携えているんだろうな
そんな想いをわかせてくれた作品。
「人生を変えてくれるような映画や本、音楽との出会いなんてないんだよ。」
と、昔言われたその言葉が、ふと頭をよぎる。
そのときはいまいちよく理解できなかったけれど、
きっと、映画や本は、そのときどきの自分の状態や環境で受け取り方が変わるから、
ということなんじゃないかと今は思っています。
映画そのものに頼るわけではなく、
ただ、映画や本を見て読んで気付いた事が、
のちの自分を大きく変えてくれることはたくさんあって、
そのとき感じたことを、しっかり見つめて自分の力にしなさい、と言われているような、
そんな気がします。
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