June 16, 2015

How to Live in New York City 【訳】




昔訳した、だいすきな文章


原点に返るつもりで過去にお世話になった場所を巡っていたら、
この文章を思い出して。

ここに残してなかったから、新たに。


長いけど、
crazyなNYも悪くないかな、っておもえる、そんなシーンの数々


NYだけに限らず、
こういう経験があるなら、
きっとこの文章にすごく賛同できるはず。

で、かなり笑えて、もしかしたらちょっと泣いちゃうかも




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NYCでの生活。


まず、とりあえず若いときにNYに住むこと


どこか違うところ、北、南、西、東、Xanadu、、、自分の住む土地から離れて、NYへ。

NYに行けば、NYに住んでる人たちみんな移住者だってことに気付けるから大丈夫。

Upper East SideからDowntownに行くだけだって違う都市に行くようなもんだし。




NYの悲惨な住宅事情を知ること

ありえない額の資金を不動産に費やす事になるので、覚悟を。

でも、たとえどんなに辛くても、たとえ不動産会社で泣いてしまったとしても、
NYにいられることの幸せは忘れてはだめ。



Lower East SideにあるBarに出かけること

LESに行ったら、きっとMax FishっていうBarに惚れ込んで、
毎朝4時まで飲み明かすことになると思うけど。笑

ファラフェルを食べて、タクシー代をくれる人を見つけて、
Williamsburgブリッジを渡りながら朝日が昇るのを見るの。

そうすると、自分の人生が、
どこかの誰かが作った映画なんじゃないかって思えちゃうから。



NYのまっずーいピザを食べて、
(って言ってもそこまでまずいピザなんて今時ないけどね笑)
自分に言い聞かせるの。

「これは最高のピザなんだ」って。
理由はNYで作られてるって、ただそれだけ。

ただ、同じことをするにも、NYでの生活にはベーグルとsexが欠かせない。これは重要。



3、4ヵ月間限定の「親友」を作ること

その「親友」たちは、NYでの生活に慣れるための方法とか、
Murray Hillにあるちょっと変なBarとかに連れていってくれると思う。
というか、連れていかれるって感じかな。

実際、方向音痴が方向音痴について行くようなものだけど、
すこしでも土地感覚が身に付いたら、もうおしまい。

その「親友」たちに折り返しの連絡なんてしなくて大丈夫。



そのうち、いたるところでいろんな人の泣き顔を見ることになるはず。

NYUの生徒がthink coffee(ここのラテは絶品!)で泣いてたり、
ミッドタウンを闊歩するキャリアウーマンの電話での泣きべそ、
Greenpointではおじいさんが…。

最初はありえないって感じるだろうけど、きっとそのうちこれが普通になっていくの。

おそらく、初泣きはbank of Americaあたりかな。
すごく大声で泣いちゃったりして。周りの人がジロジロ見るくらい

でも、そんなの気にしなくて大丈夫。
だって、そんなこと許されるくらいのお金は払ってるんだから。



もしかしたら、そのうちなにもかもが嫌になって、
自分が泣きたいと思うよりもまず先に泣き出しちゃうかも。

ひどい別れがあったりして、自分の持つ全ての荷物をまとめちゃうくらい。


でも、どんなにNYでの生活にうんざりしても、
NYで生活したうちのほんのちょっとした瞬間は、ずっと心に残り続けるの。

34th st.のフルーツベンダーで買ったプラムを歩きながら食べたこととか、
友達と同じベッドで映画を見ながら過ごした夜のこととか、
暑い7月のある日のRoof top barでのパーティーのこととか。

たいしたことない日常に思えるかもしれないけど、
でもそれはあなたがNYに住んでいて、
そこで生活をしていた人の一人であったことの証拠。

きっと自分でも、ふとそう思えるときがくると思う。


一度NYを離れたら、もう帰ることはないかもしれない。

それに、そうやって離れて生活していくうちに、
NYでの生活がすごい遠い世界のことみたいに思えて、
自分が生活してたことさえも本当なのかわからなくなっちゃうかもしれない。



Don't worry. It did.


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最後は訳したくなかったので、そのままですが、ニュアンスで。









May 11, 2015

【Movie】 Letters to Juliet ジュリエットからの手紙

 

プロヴァンスの贈り物に続き、
美しいヨーロッパに触れられる映画その2


「ジュリエットからの手紙」 Letters to Juliet (2010, USA)






イタリア・ヴェローナの風景がとっても美しい映画。


古い街並みと、画面越しに届きそうなくらいのきれいな空気感。




ジュリエットの秘書として、数多くの恋愛相談を聞き、
一つ一つ丁寧に返信していく秘書たちがとても素敵で。

なんてロマンチックな仕事なんだろう。





「ラブストーリー」という一言では終わらない、心温まる人とのつながりが、
より一層イタリアの風景を美しく見せている気がします








新しいことが必ずしもダメというわけではないけれど、

色々な想いや出来事が積み重なった古いものには、
何にも代えられない深く偉大な魅力がつまっていて、

いまもなお、そこにたくさんのものが積み重ねられているというのは、
本当に素敵で魅力的で、それに触れただけで心が一瞬で透き通るような、
かけがえのものを携えているんだろうな

そんな想いをわかせてくれた作品。



「人生を変えてくれるような映画や本、音楽との出会いなんてないんだよ。」
と、昔言われたその言葉が、ふと頭をよぎる。

そのときはいまいちよく理解できなかったけれど、
きっと、映画や本は、そのときどきの自分の状態や環境で受け取り方が変わるから、
ということなんじゃないかと今は思っています。


映画そのものに頼るわけではなく、
ただ、映画や本を見て読んで気付いた事が、
のちの自分を大きく変えてくれることはたくさんあって、
そのとき感じたことを、しっかり見つめて自分の力にしなさい、と言われているような、
そんな気がします。






【Movie】 A Good Year プロヴァンスの贈り物

 
「プロヴァンスの贈り物」 A Good Year (2006, USA)








プロヴァンスの風景

夕暮れ時、おじいちゃんと飲むワイン

家の前、一面に拡がるワイン畑

雨の中の映画の映画上映

フランス語で聴く愛の言葉

木陰のランチ



これが揃っていて、美しくないわけがない。








ストーリー云々というより、
映画自体の空気、匂い、音を楽しみたい感じ


ヨーロッパの美しさに癒されたいとき、
きっとこの映画の情景を思い出すんだろうな



マリオン・コティヤールの美しさ。

気の強いフランス人女性なのに美しいし、
仕事中の無造作な感じに色気を感じるし、
夜のマリオンなんて最高に美しい。









美しいヨーロッパの風景(雰囲気)映画コレクションが、また一つ増えました





February 11, 2015

【Movie】 Annie アニー

 
「アニーみたいになりたい」


と憧れていた小さい頃のわたしは、
大人になった今のわたしの中にも生き続けていて、

そんなわたしの中の一部分が、
今を生きるわたしを、あたたかく包み込んでくれた。


そのぬくもりで、またひとまわり強くなれた。ような気がしています



アニーが永遠である理由は、きっとこういうところにあるんだと、
「ありがとう」と言いながら、エンドロールの余韻にひたる夜の映画館。






February 9, 2015

【Movie】 Bagdad Café バグダッド・カフェ

 
カフェインホリック(Part.1&2)、コーヒー、カフェ。

のワードとともに平行して出てくるものの一つ。



「バグダッド・カフェ」 "Bugdad Café"  (1987, West Germany)






アメリカの砂漠の中にあるカフェの人々。

ドイツからの旅行者ヤスミン。


つめたい砂漠の空気が、少しずつあったかくなっていく。



その様子を画面越しに見ているはずのわたしが、
いつの間にか、その温かい空気を肌で感じてる。



「いつの間にか」
映画への称賛の言葉の中で、すごいパワーをもっているこの言葉。

この作品には、「いつの間にか」がとめどなく溢れてる。




国が違えば言葉が違う、文化が違う、背景が違う。


でも、人と人が触れ合うのに必要なことは、そんなことじゃないはず。



相手の「心」と向き合える人。

自分自身に素直でいる人。



当たり前すぎて、普段考えるまでもないことだけど、
だからこそ、声に出して言わないでおくと、いつの間にか化石になっちゃうこと。





あ、また「いつの間にか」って言葉が。


この映画のすごいところは、「いつの間にか」と「ふと」という、
心に働きかける偉大な力を秘めているところ。



人と人をつなげる、ラブストーリー



バレンタイン前にあたたかい気持ちになれる「魔法」の映画。











【Travel】カフェインホリック in NYC Part.2

 

カフェインホリック in NYC Part.1に続き、Part.2。



Think Coffee


Thought Catalogの「How to Live in New York City」 の中にも出てくるThink Coffee。






展開がダウンタウン中心で、NYU内にもあって、
Wifiが使える店舗もあるからか、学生イメージが強いショップ。

と言っても、若くてガヤガヤというより、
いかにもNYerのような人たちがのんびり話していたり、本を読んでいたり。


一人でリラックスしたいときにも最適なコーヒーショップだけど、
気持ちのいい日に、(Bleecker St.の)Think Coffeeのテラス席で友達と過ごす時間が最高。



コーヒー豆はフェアトレード。まろやかで、優しい味。


身も心もあったかい気分になるラテがお気に入りだけど、
課題続き/会議続きでエネルギー不足のときは、ダブルショットのRed Eyeがおすすめ。



くれぐれも「How to Live in New York City」に出てくる学生のように、
Think Coffeeで泣かないようにお気をつけて。


せっかく過ごすなら、笑顔で気持ちよく過ごしたい。ですよね?

って、Think Coffeeのラテを目の前にしたら、自然に笑みがこぼれて、
泣いてる場合なんかじゃなくなっちゃうかも。




Abraço




イーストヴィレッジの大通りから外れてて、すごく小さいお店なのに、
NYerに人気のコーヒーショップ。

わりと行きにくい場所で、こじんまりとしていて、イスもないような場所なのに、
「お気に入り」の一つになるまでに、一瞬という言葉じゃ長いくらい素敵なお店。


わりとずっしりくる感じがするコーヒーだけど、飲みやすくて、
(家から遠いのに)わざわざ行きたくなっちゃうくらい。

ひとつひとつにコーヒーへの愛を感じる場所の一つ。ペーパーカップも素敵。







Juan Valdez Cafe





ミッドタウンイーストにあるコロンビアコーヒー。

場所柄+フリーWifiで、ビジネスシーンをよく見かける場所。


どちらかと言えば、のんびり気持ちよく過ごすというカフェではないけど、
コロンビアのおいしいコーヒーが飲めるし、
周りがビジネスモードだから、勉強と仕事がいつもの数倍はかどります。

そういう意味では、とてもお世話になったカフェの一つ。


メニューの名前を忘れちゃったけど、
すごく甘くておいしいラテのメニューがあるの。

頭をつかってヘトヘトになったときの癒しの1杯。








The Cafe Grind


10thアベニュー。西の端にある小さいカフェ。





ゆったりした時間が流れていて、とっても
雰囲気のいいカフェ。



のんびり落ち着いて作業が出来ることは間違いないんだけど、
10thアベニューにあるのに、(空いてるときも)おしゃれな人しかいなくて、
どきどきしちゃって作業どころじゃない。

こっちは、寝起きにパジャマ、ロングコートを羽織っただけなんだもん。


きっと、チェルシーの画廊巡りをしたあとや、
ハドソンリバーのフェリーツアー(乗船所が近くに。)のあとの余裕があるときに行けたら、
ソワソワせずにちゃんとコーヒーを味わえたかもしれない、なんて思ったりもします。




でも、
おしい思い出も残念な思い出も、すべて笑って話せちゃうようになるのが、
NYが憎めなくて愛おしい場所になる理由の一つなんじゃないかなって。




January 31, 2015

【Art】 ASABA'S TYPOGRAPHY

 
タイポグラフィーの第一人者・浅葉克己さんの個展。

“ASABA'S TYPOGRAPHY”
 「浅葉克己のタイポグラフィ展」


今日までだったので、とびこみセーフで見てきました。






壁一面に貼られたダイアリー。





日々の日記から出る、その日を統合したそれぞれの電波のようなものを感じて、
気付いたら、アドレナリンがじわじわ放出。










いろいろな出版物に携わるうちに、
装丁に興味をもつようになって、
装丁から、文字の魅力に惹き込まれていく今日この頃。


記録としても、芸術としても、さまざまな形になる図形=文字。


「むかし」を「いま」に繋げてくれるもの。

「空白」が表現してくれる「白」の大切さ。


文字というものの奥深さを改めて考えてみたら、
あまりにも偉大で、文字の一つ一つに無限の可能性を感じざるをえなかった。



日々触れている文字。

仮名、アルファベット、象形……

無意識のうちに、こんなにも偉大なるアートを毎日目にしていたんだと思うと、
文字の溢れてる今って、実はものすごく刺激的な時代なのかもしれない。







愛するWoodyにも会えて、大満足。










"文字とは、「伝えたい」という祈りにも似た、人の強い思いの究極の形である"

−浅葉克己






色々考えてみてやっぱり感じるのは、本のチカラ。

文字を集めたもの。想いを集めたもの。

やっぱり、本って秘めてる。


January 24, 2015

【Movie】 Raising Helen プリティ・ヘレン

 

気持ちいい土曜日の朝。


お休みだけど、早起きして見る朝一の映画。


「プリティ・ヘレン」 "Raising Helen"  (2004, USA)




去年の誕生日、新しい歳をむかえて一番に見たくなったのがこの映画。

どこを切り取ってもSMILE!だから、幸せなときこそ見たくなって、
見たらさらにほっこりして、幸せになって、最強になる。


ケイトハドソンの笑顔って、なんであんなに強いんだろう。

かわいくて、強くて、こっちまで笑顔になっちゃう笑顔。

笑顔のもつパワーをすべて取り込んだ笑顔。










なにかの「始まり」のときに見ることが多いのは、

「始まり」のワクワクドキドキの助長と、
幸せな気分の満喫と、
「始まり」が「終り」まで続きますようにっていう想いが、
ケイトスマイルで叶えられるような気がするから。



映画の良さは、作品自体の良さももちろんだけど、
そのときの自分の状態、いつ・どこで見るか、もとても大切で、
自分だけのこだわりのシチュエーションがあったり、思い出があったりして、
その人にしかないストーリーが加えられるから、余計おもしろい。


色んな人の、「なんでその映画が好きなのか」を聞くのがすきです。




ケイトハドソンも好きだけど、
ジョンコーベットが大好きで、
だからこそこの作品がすきっていう理由も加えておかなきゃ。


January 21, 2015

【Travel】 カフェインホリック in NYC Part.1

 

カフェインホリック。



最近は、日本もカフェイン中毒人口が増えてきているからか、

どこでもおいしいコーヒーに出会えて幸せ。

わたしにとっては、これもTokyoの魅力の一つです。



でも、なぜだかNYにいるときは、カフェイン中毒が中毒さを増していて、

たぶんそれは気軽に手軽にいける「おいしい!」カフェがいたるところにあったからだと、
よくよく考えてみると気付いたりします。



NYで、コーヒー片手にファーマーズマーケットに向かってるときなんかは、

The NYer!!って勝手に浸っちゃったりして。



わたしの行動範囲は、基本的にマンハッタンだったので、

情報は島内で留まりますが、わたしの中毒助長スポットたち。

わたしは、カフェで初めて頼むのはほとんどラテ。


ラテがおいしいとよく通うようになって、
ブラックや他のメニューも頼むようになります。
なので、ラテ好きな人には特におすすめの場所。



Stumptown Coffee Roasters






Ace Hotelに入っているコーヒーショップ。

ホテルのロビー、とはいってもすごくおしゃれなカフェのようなスペースで、
おいしいコーヒーと自分だけの時間。

ロビーならではの周りの会話も、

隣の人のパソコンのキーボードをたたく音も、
すべてが心地いい場所。


通学途中に寄ってのんびりして、

(遅刻ぎりぎりのときは、お気に入りのソファを見ないようにラテを買うだけにして、、、)
その足で向かう朝の学校の気持ち良さ。


おいしいコーヒーにマンハッタン。

これさえあれば、NYer。ここのラテは、わたしのNo.1。
















Mud Coffee





オレンジのトラックが有名なMud Coffee。

Astor Placeでトラックを見かけたら、
ほとんど必ずと言っていいほど駆けつけた、愛すべきFood Truck。


お兄さんがやさしくて。(ハート)


最初は、「コーヒーにソイミルク」を飲んでたのが、
一時期モカにハマってて、(Mudのモカは苦甘が絶妙で、おすすめ)

そしたらお兄さんが、「最近はモカでしょ?今日もモカでいい?」って聞いてくれたの。


「Sure. ハート Thank you. ハート Have a nice day. ハートハートハート」

って心の中ではハートが思いっきりハジケテタ。


笑顔のお兄さんと無愛想なお兄さん。
どっちのお兄さんもやさしくて、
疲れたときは、あのオレンジのトラックを探しちゃうほど大好きだったな。



トラックはもしかしたら急にいなくなっちゃうこともあるかもしれないけど、店舗だったら逃げません。
逃げられたくない人は、ちょっと奥にある店舗へ。


Mud CoffeeのWebにある写真がかわいい♪ →→→MUDTRUCKのページ