November 30, 2014

【Movie】 Nowhere Boy ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ

 
All you need is LOVE.


これを教えてくれたのは、
ロンドンのアビーロードでポーズする4人組のあの人たち。


小さい頃から、気付いたら流れてて、
名前を覚えるより先に曲を覚えてた。


そんなThe Beatlesが生まれる前、ジョンレノンの若かりし頃の話。





ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」 (2009, British)







ビートルズファンだから、というより一映画として。


この時代のファッションがかわいくてかわいくて、
古いラジオとか、インテリアまでもがかわいくて、

ギターに触りたくなる。

歌いたくなる。

踊りたくなる。




ノリがいいのに切なくて、
でもついつい笑顔になっちゃうジョンレノンの最初の1ページ。














November 29, 2014

【Book】 時代を生きるオンナたちの話

 
誰かの人生に触れることで、少しでもその時代にとんだ気になれるのは、

本でも映画でも同じことだと思うけど、


やっぱり同じ女性として、オンナの人生というのは気になる。



かっこよかったり、

ダメだったり、
泣いたり笑ったり。

わたしがわたしである前、

こういう人生を送った人がいたんだな、
こういう時代があったんだな、と
そういう一つ一つの歴史に触れることのできる幸せみたいなものを感じる作品たち







「寺山修司に愛された女優」-山田勝仁


演劇実験室・天井桟敷の名女優 新高けい子さんについて。
寺山修司好きとして、見逃せない1冊。




「安井かずみがいた時代」-島崎今日子

この時代、この人たちと六本木で遊びたかった、と
心から願わずにはいられなかった。
今に至までの道をつくってくれたこの時代に、ありがとうございます。



安部公房とわたし」-山口果林

安部公房。
中学生の頃、読みたいと思ったものの、怖くて読み進められなかった数冊が、
まだ寂しそうに本棚に隠れています。
こわいと思っていた安部公房が、この本の中ではとってもチャーミングで、
なんだか新しい一面をみてしまったときの恥ずかしさと嬉しさ。




「『ニューヨーカー』とわたし」-リリアン・ロス

有名な「The New Yorker」の編集者リリアンと、編集長のウィル。
この時代もいいなって、思う。
リリアン・ロス。不倫愛。A面しか聞けないカセットテープ。



「GILT 

ITとファッションで世界を変える私たちの起業ストーリー

-アレクシス・メイバンク,  アレクサンドラ・ウィルキス・ウィルソン

女性2人の企業ストーリー。この本ばかりはthe 仕事。
単純に「仕事すき!仕事張り切ろう!」と思える本。
ネットビジネスをする先輩からの推薦本だったから、IT関連の人にもおすすめできるビジネス書なのかも。





小さい頃は、大きい何かの中の主役でいたい、と思ってた。

いつの間にか、自分の人生の主役でいたい、と思うようになった。


ついつい色んなことを考えすぎて弱くなってしまうけど、

そういうとき、「私は私以外の何者でもないんだから」って力を与えてくれる。


オンナたちのスペシャルストーリーには、そんなパワーが込められている気がします

 



November 27, 2014

【Movie】 The Odd Life of Timothy Green ティモシーの小さな奇跡

 
Happy Thanksgiving!!! 


大好きな祝日サンクスギビング。


日本ではあまり馴染みもないし、
クリスマスのように街全体が盛り上がったりする訳ではないけど、
自分の中だけでもこの日は大切にしたいと、静かな街を見ながら思ってます。


家族や恋人、自分の大切な人と一緒に過ごす日。


照れくさいがために、いつも何気なく言っちゃう「ありがとう」を、
この日ばかりは、全身全霊をこめて、
さらに愛の言葉も添えて、「ありがとう」と言える日。


いつも感じてる感謝の気持ちを、
声を数倍にも数十倍にもして伝えられる日。


みんなから出るエネルギーが、そういう温かさを物語っていて、
この日ばかりは街も人も空も海も、やさしくならずにはいられない日。


すれ違い様、強面のスーパーのレジの人、いつも行くランドリーのおじちゃん、
口数の少ないアパートのお隣さん、
みんなから出る「Happy Thxgiving!」の言葉が大好きで、
用事がなくても外に出て、みんなと言葉を掛け合いたくなっちゃう。


いつも忙しなくて、ハイスピードのNYなのに、
この日ばかりはゆっくりさせてくれるのが好きで、
いつ思い出しても優しい気持ちになれる不思議なパワーをもってる日。



そんなサンクスギヴィングの日、
いつかわたしに子供ができたら、これをしたい!
というリストの中の一つが、
「ティモシーの小さな奇跡」を家族で観ること。







「The Odd Life of Timothy Green」 (2012, USA)









ディズニーからの秋の贈り物。

子供の出来ない夫婦に訪れる奇跡、ティモシー。


ディズニーらしく、やさしくて温かくて、
かわいくてほろっとしちゃう、ファミリー映画。



わたしの妄想では、
みんなでターキーとマッシュポテトを囲んで、
食後にパンプキンパイを食べながら映画を観て、
最後にみんなでピアノを囲んで歌うの。ギターでもいいけど。(笑)


それがわたしの中のサンクスギビング。


日本に輸入してほしい文化のひとつですね。
あと、次の日の買い物天国ブラックフライデーも!!!!!(笑)



この映画を観るたびに将来の妄想をして、幸せな気持ちになって、
でも秋の夜の風のせいでちょっと感傷的になって、

そんなサンクスギヴィングも悪くないなと、ふと考えたりする秋の夜長。






November 16, 2014

【Movie】 Into the Wild イントゥ・ザ・ワイルド

 
映画のはなし。

運命の映画について。


心揺さぶられて、ドキドキがとまらないような、
心の奥に沈んでとれなかった黒いものが流れ出てくれるような、
ソワソワしてワクワクして、先が気になるけど、終わってほしくなくなるような、
そんな「出会えた奇跡」を感じずにはいられない映画。


そんな映画に出会えること、本当にしあわせだと思う。



そう、つまりわたしは今、映画界でいうところのしあわせ期です。




「Into the Wild」(2007, USA)







ノンフィクション小説「荒野へ」の映画化。


成績優秀、スポーツ万能のクリストファーが、大学を卒業した後に出た、人生の旅。



なんて美しいんだろう。

うつくしい映像と、美しい言葉たち。

さらに
音楽が、すばらしく「音」の役割を果たしてる。

それぞれの音たちが、それぞれの絵を際立たせていて、
持ちうる感覚のすべてが刺激されるような。


音楽がながれた瞬間、心臓の鼓動がはやくなった。











"Happiness only real when shared." 「幸せは、分かち合ってこそ初めて本物になる」



"I live where I wanna live." 「いつも、いたいと思う場所に住んでるよ」




"Call each thing by its right name." 「物事を、ただしい名前で呼ぶこと」




鳥肌。

映画を観るまえから、レビューでフレーズを見たことはあったけど、
映画を観た後の言葉の重みは、全く違うものでした。








November 10, 2014

【Movie】 Celeste and Jesse Forever セレステ∞ジェシー


映画の話。

「セレステ&ジェシー」 (2012, USA)





アメリカンラブストーリー in L.A.。
嫉妬しちゃうくらい仲のいい2人。


「失ってからでは遅すぎる。」


切ない映画のはずなのに、

ラシダのかわいさ&美しさと、
L.A.の街の爽やかな色合いがきれいに映し出されているおかげか、

見終わったあとは、すごくすっきり。


さっぱりと気持ちのいい映画。


ポップさとさわやかさがいい塩梅で組み込まれてるL.A.映画は、絵も美しくて最高。



ラシダの可愛さ目当てに観たくなっちゃう。ずるい…








2人だけのボディランゲージ。

かわいくてキュンとしちゃう。すきだなぁ
 


November 5, 2014

【Movie】 松山ケンイチ

 
松山ケンイチ。

「人のセックスを笑うな」と「うさぎドロップ」、
「ノルウェイの森」


ゆるくて、どこかちょっとダメな、そんな松山ケンイチ映画があると、
ついつい見たくなってしまう。

外が暗いときに部屋も暗くして、一人でのんびり観たい。

そんな映画が多いような気がする。






「人のセックスを笑うな」は、

小説がお気に入りだから映画は避けていたけど、ついこの間観て、納得。


19歳のオレが、39歳の美大教師に恋をするっていう設定はそのままありつつも、

小説とは違うものを観ているようで、新しい世界。



小説の映画化について書かれた解説書のような本に、

映画は、小説では描かれなかった「何か」を、視聴者に新たに投げかける必要がある、

というようなことが書いてあったけど、
「人のセックスを笑うな」はまさにそれを表現してたんだと思う。


寒い冬に、人のぬくもりがあるって、それだけで無敵になれた気がしちゃう。

そんな冬もいつかは終わって、次の春がくる。

人のぬくもりが無敵な季節じゃなくなるけど、春には新しい輝きが待ってるから、

きっと大丈夫。

「会えなければ終わるなんて、そんなもんじゃないだろう」







これに反して、明るめな「うさぎドロップ」は、

ひょんなことから、子供を育てることになったオレの話。

成長ものにしては、大したハプニングもなく、
家族ものにしては、大きく泣かせるところもなく、
たまに「?」なシーンのある映画だけど、(笑)

それでもついつい観てしまうのは、松山ケンイチのまっすぐさと、
自分ペースでがんばる、その姿の微笑ましさ。

終始ほのぼのとしていて良い夢をみられそうな映画。


マンガが原作だとは知らなかった。
なんとなくだけど、きっとマンガはもっといいかも。


「松山ケンイチ」というだけで、作品全体がほのぼのして見えるのは、
わたしの贔屓目のせいなのかもしれない。

でもふとしたときに、どうしても、そういう「松ケン」が観たくなる。



ほのぼの、大事。






November 2, 2014

【Movie】 You've Got Mail

 
映画

「You've Got Mail」







メグ・ライアンとトム・ハンクス。

ノーラ・エフロンにこの2人。最高な組み合わせ。



NYが最も美しくなる寒い季節から、春にかけての街並み。


「誰か」を強く感じられるThanksgivingやクリスマス、

でもそんな印象深い日の思い出が、時に苦しいものになることも。あるある。


あんなにハイスピードなマンハッタンでも、

こんなあたたかくてゆっくりで、ロマンチックな島なんだよ、って

気付かせてくれてるみたい。




たとえば、大好きなカフェで本に夢中になってて、ふと顔をあげたとき、

目の前にすわってた女性が、待ち合わせ相手の恋人に会えた瞬間のこばれる笑みとか、

おばあちゃまのグループが、静かに、でも楽しそうに話してる後ろ姿とか、

NYにも、そういうほっこりする瞬間あるよね、
って思い出させてくれる優しい映画。




この映画を初めてみたとき、「You've got mail」というメール受信音を

ついつい探したくなった自分がいたことが、なんだか愛おしい。


いい出会いがありますように、という願いではなく、

このあたたかい気持ちをずっと持ち続けられますように、って願いをこめて。