映画のはなし。
運命の映画について。
心揺さぶられて、ドキドキがとまらないような、
心の奥に沈んでとれなかった黒いものが流れ出てくれるような、
ソワソワしてワクワクして、先が気になるけど、終わってほしくなくなるような、
そんな「出会えた奇跡」を感じずにはいられない映画。
そんな映画に出会えること、本当にしあわせだと思う。
そう、つまりわたしは今、映画界でいうところのしあわせ期です。
「Into the Wild」(2007, USA)
ノンフィクション小説「荒野へ」の映画化。
成績優秀、スポーツ万能のクリストファーが、大学を卒業した後に出た、人生の旅。
なんて美しいんだろう。
うつくしい映像と、美しい言葉たち。
さらに
音楽が、すばらしく「音」の役割を果たしてる。
それぞれの音たちが、それぞれの絵を際立たせていて、
持ちうる感覚のすべてが刺激されるような。
音楽がながれた瞬間、心臓の鼓動がはやくなった。
"Happiness only real when shared." 「幸せは、分かち合ってこそ初めて本物になる」
"I live where I wanna live." 「いつも、いたいと思う場所に住んでるよ」
鳥肌。
映画を観るまえから、レビューでフレーズを見たことはあったけど、
映画を観た後の言葉の重みは、全く違うものでした。
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