November 5, 2014

【Movie】 松山ケンイチ

 
松山ケンイチ。

「人のセックスを笑うな」と「うさぎドロップ」、
「ノルウェイの森」


ゆるくて、どこかちょっとダメな、そんな松山ケンイチ映画があると、
ついつい見たくなってしまう。

外が暗いときに部屋も暗くして、一人でのんびり観たい。

そんな映画が多いような気がする。






「人のセックスを笑うな」は、

小説がお気に入りだから映画は避けていたけど、ついこの間観て、納得。


19歳のオレが、39歳の美大教師に恋をするっていう設定はそのままありつつも、

小説とは違うものを観ているようで、新しい世界。



小説の映画化について書かれた解説書のような本に、

映画は、小説では描かれなかった「何か」を、視聴者に新たに投げかける必要がある、

というようなことが書いてあったけど、
「人のセックスを笑うな」はまさにそれを表現してたんだと思う。


寒い冬に、人のぬくもりがあるって、それだけで無敵になれた気がしちゃう。

そんな冬もいつかは終わって、次の春がくる。

人のぬくもりが無敵な季節じゃなくなるけど、春には新しい輝きが待ってるから、

きっと大丈夫。

「会えなければ終わるなんて、そんなもんじゃないだろう」







これに反して、明るめな「うさぎドロップ」は、

ひょんなことから、子供を育てることになったオレの話。

成長ものにしては、大したハプニングもなく、
家族ものにしては、大きく泣かせるところもなく、
たまに「?」なシーンのある映画だけど、(笑)

それでもついつい観てしまうのは、松山ケンイチのまっすぐさと、
自分ペースでがんばる、その姿の微笑ましさ。

終始ほのぼのとしていて良い夢をみられそうな映画。


マンガが原作だとは知らなかった。
なんとなくだけど、きっとマンガはもっといいかも。


「松山ケンイチ」というだけで、作品全体がほのぼのして見えるのは、
わたしの贔屓目のせいなのかもしれない。

でもふとしたときに、どうしても、そういう「松ケン」が観たくなる。



ほのぼの、大事。






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